七つ言える?「春の七草」出荷最盛期

 1年の無病息災を願って正月7日のおかゆに入れて食べる「春の七草」の出荷作業が三浦半島の栽培農家で本格化している。

 栽培しているのは、横須賀・三浦両市の農家でつくる三浦七草会。計約10ヘクタールの畑でセリやホトケノザなどを育て、今シーズンは同会で約140万パックの出荷を予定しているという。

 会長の岩崎重夫さん(66)方=横須賀市津久井=では、主婦や高校生ら約280人のアルバイトが大きさをそろえたり、パックに詰めたりと作業に当たっている。例年、ピークとなる1月2〜4日は300人規模になるという。

 七草は低温冷蔵庫で保管して鮮度を保ち、出荷日にパック詰めされる。岩崎さんは「七草を食べて春の息吹を感じてほしい」と話している。

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