「相模の鮎」かながわブランド登録

 県内の川や湖の漁協でつくる県内水面漁業協同組合連合会(横浜市中区太田町)が育てている「相模の鮎(アユ)」がこのほど、かながわブランドに登録された。

 相模の鮎は、稚魚を相模湾で取ったアユかそのアユを親としたものに限定し、同連合会が厚木市三田の厚木あゆ種苗センターなどで養殖している。同連合会は「(相模川水系の)中津川の伏流水を使って育てている。通常の川の水より水温が1〜2度低い伏流水でじっくりと育てることで、大型で姿が良く、うまみの多いアユになっている」とアピールしている。

 アユでは珍しい「ひらき」や、優しい甘さで骨までやわらかい「甘露煮」などを、同センターや同連合会で販売している。

 かながわブランドは、県と農業や漁業の生産団体でつくるかながわブランド振興協議会が実施する登録制度。2017年10月11日、「相模の鮎」と「走水あさり」「江の島カマス」が登録され98品目になった。

 相模の鮎の問い合わせ、購入は同連合会電話045(212)4016(平日午前9時〜午後5時)。

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