箱根町が観光、災害情報発信 電子看板設置

 箱根町はデジタルサイネージ(電子看板)を町総合観光案内所(同町湯本)に設置した。来年3月末まで試験的に運用、観光客らに向けて、観光情報や災害情報を発信していくという。

 町観光課によると、電子看板のディスプレーは縦約90センチ、横約50センチ。紅葉など四季の見どころや、町内で開催中のイベントについて動画などで紹介している。観光客から問い合わせが多いという芦ノ湖畔から見える富士山の風景も、ライブ映像で伝えている。

 目に付きやすいようにと、観光客がバスの乗降に多く利用する停留所の前にある観光案内所入り口に外向けに掲げた。降雪や台風など災害時には、道路の通行止めなど交通状況についても発信するという。

 閲覧数や運用方法などを検証し、来年4月以降の実施については年度末までに検討する。同課は「リアルタイムの情報を提供できる。有効活用してもらえたら」と話している。

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