日本民家園で昔の正月を満喫

 川崎市立日本民家園(同市多摩区枡形)で4日、正月恒例の催し「民家園で福招き」が開かれる。獅子舞、南京玉すだれ、こま回しなどが楽しめ、着物の来園者は入場無料になる。園は「昔ながらの正月を満喫できる」と来場を呼び掛けている。

 国指定重要文化財で長野県から移築された農家の旧佐々木家住宅では午前11時から、同市宮前区で伝承される白幡八幡大神平囃子(はやし)連中が獅子舞を演じる。午後1時から3時までは古来の芸能の南京玉すだれや皿回しが体験できる。

 園内には鏡餅やしめ飾りを展示。福笑いなどの正月遊びでは、古民家の暮らしを継承する団体・民具製作技術保存会や炉端の会のボランティアたちが協力する。市重要歴史記念物の旧原家住宅では正月限定の古民家カフェが催され、火鉢で暖まりながら甘酒が味わえる。

 問い合わせは、日本民家園電話044(922)2181。

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