衝撃、感動、興奮…2017年のサッカー界、絶対に「忘れられない」6つの試合

U-17ワールドカップやU-20ワールドカップ、コンフェデレーションズカップなど、様々なコンペティションが開催された2017年。

今回は、編集部が絶対に忘れることのできない2017年のベストゲームを振り返る。

編集部T

2017 J1 第29節 川崎フロンターレ 対 ベガルタ仙台

試合日:2017年10月14日(土)
スコア:川崎フロンターレ 3-2 ベガルタ仙台

【コメント】

川崎のホームスタジアムは「等々力劇場」と称されるように、これまで数々のドラマを起こしてきたが、この試合ほど印象的な試合はなかっただろう。

仙台は家長の退場で数的不利となった川崎を相手に、野津田と石原のゴールで後半途中まで2-0でリードする展開に持ち込んだのが、本当のドラマはここからだった。

82分にエウシーニョが強烈な一撃で反撃の狼煙を上げると、希望の光が差し込んだスタジアムの空気も一変。

そして、見えない力に後押しされるかのように川崎が奇跡を起こす。

84分、87分にエースの小林悠が強烈なミドルシュートで立て続けにゴールし、なんとわずか5分間で試合をひっくり返してみせたのである。

試合後に選手たちは「何かが起こる気がした…」と口々にしていたが、「等々力劇場」の神通力だけではなく、簡単には負けない強さを身に付けた川崎の成長を感じさせる試合となった。

編集部S

2016-17 UEFAチャンピオンズリーグ Round of 16 2ndレグ バルセロナ 対 PSG

試合日:2017年3月8日(水)
スコア:バルセロナ 6-1 PSG

【コメント】

UEFAチャンピオンズリーグにおいて初めて実現した“4点差“からの大逆転劇。

PSG相手に1stレグを0-4と落としたバルセロナは、2ndレグで6-1で勝利し、奇跡的な勝利を収めた。

一度はエディンソン・カバーニにゴールを許し一瞬諦めのムードも漂ったが、そこからの3ゴールは圧巻であり、間違いなくサッカー史に残る大逆転劇と言っていい。

この試合で撮影されたリオネル・メッシの神々しい写真も話題に。

編集部K

2018ワールドカップ アジア3次予選 グループB 第9節 日本代表 対 オーストラリア代表

試合日:2017年8月31日(木)
スコア:日本代表 2-0 オーストラリア代表

【コメント】

最高のパフォーマンスが求められる試合で、最高のパフォーマンスを見せ、最高の結果を手に入れてきた。

あの日本代表の戦いは生涯忘れることはないだろう。

編集部O

2017 J1 第34節 ジュビロ磐田 対 鹿島アントラーズ

試合日:2017年12月2日(土)
スコア:ジュビロ磐田 0-0 鹿島アントラーズ

【コメント】

忘れられない度でいえば川崎vs仙台かもしれないが、出先でのテキスト速報だったためやはりライブで見ていた試合のほうで。

時間の経過とともに強くなっていった「もしかしたら…」の気持ち。磐田も守るわけではなくゴールを狙って前に出ていたからこそ、特に終盤のカウンター合戦はドキドキが止まらなかった。

そして試合終了のホイッスルで川崎vs大宮へ。ピッチにうずくまる中村憲剛の姿に、涙を抑えることができなかった。

編集部H

2018ワールドカップ 北中米・カリブ海5次予選 第10節 パナマ代表 対 コスタリカ代表

試合日:2017年10月10日(火)
スコア:パナマ代表 2-1 コスタリカ代表

【コメント】

大宮や川崎などでプレーしたホルヘ・デリー・バルデスの母国パナマ。

近年は北の大国メキシコやアメリカと対等に渡り合うほど力を付けているがワールドカップとは縁がなく、今回も予選敗退が濃厚かに思われた。

しかし負ければ終わりという最終節コスタリカ戦の残り3分、何気ないロングボールの落としを最前線に上がっていたDFロマン・トーレスが押し込み勝ち越しに成功!さらに他会場でアメリカがよもやの黒星を喫し、大逆転で悲願のワールドカップ初出場を決めた。

20年前の我が国を彷彿とさせる歴史的な試合となったが、一方で同点弾は疑惑の判定によるもので、この勝ち越しゴール後もベンチの選手、ボールボーイらが一丸となって試合の進行を妨げ、代表チームを“猛アシスト”。

夢を叶え涙を流す選手たちの姿に感動しつつ、「フェアプレーって何?」というもやもやで忘れられない試合となった。

編集部

2017 J2 第26節 名古屋グランパス 対 愛媛FC

試合日:2017年8月6日(土)
スコア:名古屋グランパス 7-4 愛媛FC

【コメント】

J2史上最多となる1試合11ゴールが生まれた壮絶試合。

4-0から4-4になって、さらに7-4になる展開はさすがに聞いたことがない…。

選手や関係者にとっては複雑だったかもしれないが、海外で話題になってもおかしくない超絶的な試合展開だった。

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