文学界の名著を縦横無尽に語る

 書評の分野でも活躍する現代詩作家、荒川洋治さん(68)が小説・詩歌・学術の名著を縦横無尽に語る文学講演会「新しい読書の世界」が1月14日、JR平塚駅南口近くの升水記念市民図書館(平塚市八重咲町)で開かれる。

 国木田独歩、尾崎翠、チェーホフ、寺山修司など多彩な作品を取り上げ、「本を読む」ことの奥深さに触れる。主催する同館の升水由希理事長は「文学好きにはたまらない企画。紹介された本をもう一度読み返したくなるはず」と語る。

 荒川さんは1998年に詩集「渡世」で高見順賞、2016年に評論集「過去をもつ人」で毎日出版文化賞書評賞など。川端康成賞、太宰治賞、中原中也賞の選考委員でもある。

 講演会は午後2〜4時。1500円、中学・高校生は千円。希望者はファクス0463(21)6594、またはメール m−toshokan@masumizu−lib.jp で名前と連絡先を明記し申し込む。電話は同館電話0463(21)6591で、開館日の火、土曜(2日除く)の正午〜午後5時のみ。

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