平和願い込めた歌詞を公募

 川崎市平和館(中原区木月住吉町)が「へいわのためのリリック」と題した企画展に向け、平和へのメッセージを歌詞や詩に表現した作品を募集している。

 「リリック」は歌詞という意味で、ラップやヒップホップに慣れ親しむ若者の間では一般的な言葉。同館は「特に市南部では駅前や公園で仲間とラップをする若者も多い。若い世代が考えている平和への思いを作品として展示し、多くの人が一緒に考える機会になれば」と期待している。

 応募は個人でもグループでもできる。リリック部門は、同館のホームページからダウンロードした応募用トラック(カラオケ)に乗せて歌った音源を、CDなどに録音して同館に郵送する。音源なしの歌詞や詩のみでも受け付ける。

 応募作品は、来年2月3日から3月4日まで同館屋内広場で開く企画展で展示。川崎市在住のヒップホップアーティストFUNIさんらを審査員に迎え、応募作品の中から優秀な作品を選び表彰する。

 問い合わせは、同館電話044(433)0171。

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