「家内安全」「無病息災」-。2018年が幕を開けた1日、長崎市上西山町の諏訪神社は大勢の初詣客でにぎわった。
拝殿前では、カップルや家族連れらがさい銭を投じ、手を合わせて、それぞれの願い事の成就を祈った。家族4人で参拝に訪れた深堀純心幼稚園の年長、井塚陽斗(はると)ちゃん(5)は「春から小学1年生。友達がいっぱいできるように神様にお願いした」と話した。
境内は、お守りやおみくじを買い求める人の長い列ができた。昨年10月、営業職へ転職したばかりという長崎市高尾町の会社員、中村翼さん(21)は吉を引いた。「争い事に勝つとおみくじに書いてあったので、営業成績争いで同僚に負けないように成果を出したい」と今年の抱負を語った。
中庭では、茶道裏千家淡交会長崎青年部が恒例の抹茶を振る舞い、温かい茶を求めて初詣客が列をつくった。