ファン・ダイクの穴は吉田麻也らで埋められる? クラブのレジェンドは「センターフォワードが必要なのは明らか」

サウサンプトンを支える吉田 photo/Getty Images

リヴァプールにDFフィルジル・ファン・ダイクを7500万ポンドの移籍金で売却したサウサンプトンは、その売却益で補強に動くと見られている。これまではアタッカー1人、ファン・ダイクの抜けた最終ラインに1人加えるのがバランス的にもベストではないかと言われてきたが、クラブのレジェンドであるマット・ル・ティシエ氏は異なる見解を示している。

英『HITC』によると、同氏は日本代表DF吉田麻也もいる最終ラインに手を加える必要はないと主張。それより深刻な得点力不足に陥る攻撃陣に絞って補強すべきとの考えだ。

「サウサンプトンがセンターフォワードを必要としているのは明らかだし、私はストライカーの背後で創造性を加える選手も1人か2人必要だと思う。ファン・ダイクの売却益は攻撃陣に投資するのではないか。なぜなら我々にはファン・ダイクの放出を理解して獲得したヴェスレイ・フート、他にもジャック・スティーブンスと吉田麻也のオプションがあるからね」

ファン・ダイクの退団はサウサンプトンにとっては大きなことだが、ファン・ダイクが負傷離脱していた昨季後半戦もサウサンプトンは吉田と若いスティーブンスで穴を埋めることができていた。そこにフートも加わったことを考えると、補強すべきは前線か。

ここまで同クラブ出身のアーセナルFWテオ・ウォルコット、リヴァプールで出場機会を失うFWダニエル・スタリッジらの名前が挙がってきたが、サウサンプトンはファン・ダイクの売却益をどう活かすのか。

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