北、平昌五輪「実務的な問題を論議」

北朝鮮の金正恩党委員長の委任により、祖国平和統一委員会(祖平統)の委員長が3日、韓国で2月9日から開かれる平昌(ピョンチャン)五輪への代表団派遣に関する同国の立場を発表した。

金正恩氏は1月1日に発表した新年の辞で平昌五輪に代表団を派遣する用意があると表明した。また、南北関係の改善に前向きと読めるメッセージを発した。

祖平統の委員長は、金正恩氏が平昌五輪への参加と南北関係改善の問題における立場を発表したことに対して、韓国の青瓦台(大統領府)と文在寅大統領が歓迎の立場を表明したことに言及。これに対して金正恩氏が「肯定的に高く評価しながら歓迎の意を表明した」と述べた。

金正恩氏は、朝鮮労働党中央委員会統一戦線部と祖平統、国家体育指導委員会などの機関が韓国当局と「真摯な立場と誠実な態度を持って実務的な対策」を早急に講じるように具体的な指示を与えたという。

さらに、金正恩氏は平昌五輪へ代表団を派遣する問題を含む会談の開催に関する問題を韓国側と連携するように、3日15時から南北間の板門店連絡ルートを開通することに関する指示も与えた。

祖平統の委員長は、「われわれは、最高指導部の意図に従って真摯な立場と誠実な態度で南朝鮮側と緊密に連携し、わが代表団の派遣に関する実務的な問題を論議していくであろう」とし、「改めて平昌オリンピック競技大会が成功裏に開催されることを心から願う」と強調した。

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