北メディア、スポーツでの成果をアピール

北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、同国のスポーツ分野における成果を強調する記事を配信した。

金正恩党委員長はスポーツを通じた国威発揚を図ろうとしている。1月1日に発表した新年の辞では、韓国で2月9日から始まる平昌(ピョンチャン)五輪について、「大会が成功裏に開催されることを心から願います」「代表団の派遣を含めて必要な措置を取る用意がある」と述べた。

同通信は、金正恩氏が発表した新年の辞に接したスポーツ選手たちが、「新たな勝利を勝ち取る非常に高い熱意に満ちている」と述べた。

また、「昨年、朝鮮のスポーツ部門では誇るに足る成果が収められた」とし、重量挙げ、テコンドー、マラソン、ダイビングなどの国際大会で優勝する選手が育ち、「社会主義強国の建設に決起した千万の軍民に喜びを与えた」と評した。

昨年12月に日本で開かれたサッカー女子の東アジアE-1選手権で、2013年、2015年に続いて3連覇を為し遂げ、アジア最強を証明した女子代表チームについては、「朝鮮女子サッカーの発展ぶりを誇示した」と称賛した。

その上で、「国際舞台で共和国旗をより高くはためかせようとするのが、新年の進軍路に入ったスポーツ部門の活動家と選手、監督の決心、意志である」と強調した。

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