大村市スポーツ親善大使 初代に大瀬良投手任命

 長崎県大村市は4日、同市の魅力を県内外に発信しようと、市スポーツ親善大使を設置。プロ野球広島の大瀬良大地投手(26)=同市出身=を初代大使に任命した。

 大瀬良投手は長崎日大高、九共大を経て、2014年に広島に入団。昨季は先発に再転向し、10勝2敗(24試合)の成績を残した。昨季は練習用のグラブに大村市の公式マスコットキャラクター、おむらんちゃんの刺しゅうを施し話題になった。

 市役所であった委嘱状交付式で園田裕史市長は「昨年は2桁勝利を目指すと宣言し、有言実行された。今シーズンは日本一を目指してほしい」とあいさつ。大瀬良投手は「大きな役を任され、身が引き締まる思い。カープで活躍する姿を見てもらい、みんなに希望や勇気を与えられる選手になりたい」と語った。

 同日は地元の少年野球チームに所属する小学生との交流会もあった。児童たちのサインや握手に応じた大瀬良投手は「毎日何か一つ目標を決めて生活してほしい。野球も勉強も一生懸命頑張って」と後輩たちにエールを送った。

地元少年野球チームの小学生たちと交流する大瀬良投手(左)=大村市役所

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