横浜港の発展を誓い650人が新年祝う

 横浜船主会(阿部且会長)と横浜港運協会(藤木幸夫会長)共催の新年賀詞交換会が4日、横浜市中区のロイヤルホールヨコハマで開かれた。国会議員、県議、横浜市議、行政関係者ら各界からの来賓と、港湾運送会社など約650人が出席し、横浜港のさらなる発展を誓い合った。

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の候補地ともされ、新たなにぎわい拠点として市が開発する同区の山下ふ頭について、藤木会長は「結論はたった一つ、あそこは博打(ばくち)場ではない」と断言。「市は(開発の)マスタープランを作り、具体的なプロジェクトはわれわれが行うべきだ」と持論を語った。

 関税・消費税がかからない保税地域にした上で、大規模な国際展示場や高級ホテルなどのMICE(国際会議などの総称)施設の誘致を例示。「子どもとお年寄りのために、正当なやり方でお金を稼がなければならない。海外では横浜という都市のイメージは良く、たくさんプロポーズがある」と話した。

 林文子横浜市長、黒岩祐治知事らが祝辞を述べた。

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