新春市長インタビュー 「課題解決の4年間に」 3期目迎え意気込み語る 鎌倉市

取材に答える松尾市長=昨年12月15日市役所

 タウンニュース鎌倉編集室では、2018年の年頭にあたり松尾崇市長へのインタビューを行った。松尾市長は、昨年10月の選挙で3期目の当選を果たしたことを受けて今後4年間の意気込みを語ったほか、深沢地域への移転方針を表明している市役所本庁舎、新しいごみ焼却施設の整備について考えを明らかにした。(聞き手は本紙編集長、井方照雄)

 ――昨年10月の市長選で3度目の当選を果たしました。今後4年間市政にどのように取り組みますか。

 「2期8年で出来たこと出来なかったことがあり、反省することやより力を入れたいことがあります。そのなかで、この4年間は特に結果を出すことにこだわり、これまで結論を出せなかった課題をきちっと解決していきます。特に鎌倉市が持続可能なまちになるために、子どもたちが健全に育ち、また大人になったら鎌倉で子育てしたい、ずっと住み続けたいと思ってもらえる、そうしたまちづくりを進めます」

本庁舎の移転

 ――市役所本庁舎を深沢地域整備事業用地に移転して新たに整備する方針を掲げています。その理由を教えて下さい。

 「一つは現在の本庁舎の老朽化です。また津波想定浸水範囲であることや補強はしているといっても大地震の際に機能が維持できるのか、という防災面の心配もあり、災害に強い市役所にする必要があるということが一番大きな理由です。また公共施設再編という流れからいくと、現在市役所がある場所は、鎌倉の中で非常にポテンシャルが高いので、それをもっと生かす方法があると思っています。老朽化している中央図書館や生涯学習センター、NPOセンターなどを集約していくことで、市民の皆さんが集い憩い交流できる場所にしたいと思っています」

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