「子どもの居場所」一目で 市社協南区事務所がMAP作成 相模原市南区

南保健福祉センター1階に掲示されているMAP

 厚生労働省の調査によると、現在は子どもの7人に1人が貧困状態にあるといわれている。それに呼応するように、個人、団体による食事や学習の支援をする「子どもの居場所」が相模原市でも増加中だ。そこで相模原市社会福祉協議会南区事務所は、自分たちが把握した区内の「子どもの居場所」をまとめたMAPを作成。南保健福祉センター1階に掲示している。

 掲載されている情報は「子ども食堂」が11か所、「無料塾」(学習支援)が8か所、居場所として夜間開放されている「こどもセンター」が2件。大きな白地図の中に場所が指し示され、別枠で次回の開催日時や連絡先、対象、料金体系などが書かれている。

 中心となって作成にあたったのは南区事務所の榎並(えなみ)亜由美さん(44)。今から1年ほど前、食のボランティアをしている団体の集まりに参加した際、「催しのPRができない」「必要な子に情報を届けるのが難しい」などの声を多く聞いた。そこで榎並さんは南区事務所が情報を集約し、アウトプットできないかを検討。南区内7地区にそれぞれ1人ずつ配置されているCSW(コミュニティソーシャルワーカー)に情報の収集をお願いし、実際に活動を確認できた団体を紹介することにした。

 「誰もが目にとめてもらえる形で紹介したい」との想いから大きなMAPの作成を企画。職員の協力を得て、このほど完成に至った。近々の開催情報なども実施主体に確認し、随時更新するとしている。「本当に情報が必要な方に届いてほしいという思いと、掲示をきっかけにさらに情報が集まるようになれば嬉しい。学校、家庭だけでなく別の居場所があることも知ってもらえれば」と同事務所では話している。

 南区事務所は3日まで休館し4日から開館。

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