湯屋で風神・雷神を鑑賞 仏向町の黄金湯にタイル画 横浜市保土ケ谷区

タイル画は男湯にも女湯にも新設された

 仏向町の銭湯「黄金湯」(佐藤弘幸店主)の男湯・女湯にそれぞれ、江戸文化最大の絵師の一人として高い評価を得ている尾形光琳の作品で、重要文化財にも指定されている『風神雷神図屏風』のタイル画が設置され話題となっている。

 浴槽のタイルの張り替え時期を迎え、絵画鑑賞を趣味とする佐藤店主は「お客さんに楽しんでほしい」とこの名画をタイルに転写しようと考えた。

 風神と雷神が両角から向かい合う緊張感のある構図をそのままに再現。18枚のタイルを組み合わせ縦74cm×横181cmのサイズに仕上げた。

 常連客からも好評で、名物の黒いお湯につかりながら、ゆっくりと名画鑑賞を楽しんでいるという。

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