北メディア「新たな勝利を収めていこう」

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は4日、「意義深い今年に社会主義強国建設の全ての部門で新たな勝利を収めていこう」とアピールする社説を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

北朝鮮は今年9月、建国70周年を迎える。経済面における成果を挙げて、記念日を迎えようとする北朝鮮当局の意図が見受けられる。

社説は、金正恩氏は新年の辞で、「最強の国防力をもたらすために生涯をささげた金日成主席と金正日総書記の念願をかなえ、全人民が長きにわたり困苦欠乏に耐えて願ってきた平和守護の強力な宝剣を手中に収めたと誇り高く宣言した」と強調した。「平和守護の強力な宝剣」とは核兵器を指す。

また、「朝鮮労働党の卓越かつ洗練された指導があり、千万の軍民が党中央の構想と決心を狂いない実践で支えているのでチュチェ朝鮮の力強い進軍を阻める力はこの世にない」と主張した。

その上で、全国民に対して「金正恩委員長の新年の辞を体して意義深い今年に社会主義強国建設の全ての部門で新たな勝利を収めていこう」とアピールした。

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