瀬谷西出身バンド桃色ドロシー 地区センターで初ライブ 「若い世代でつながりを」 横浜市瀬谷区

オリジナル曲などを演奏する「桃ドロ」

 瀬谷西高校軽音楽部出身の3人組ガールズロックバンド「桃色ドロシー」が12月23日、中屋敷地区センターでクリスマスライブを開催。地域住民や同部の部員らが集まり、大いに盛り上がった。

 「桃ドロ」が同校出身と知った地区センターの関口薫さんの発案でライブが決定。卒業以来となる瀬谷区での演奏に、メンバーは「お客様が来てくれるか不安もあったが、ありがたいお誘い」と快諾したという。

 クリスマスにちなみ、サンタ帽を被り登場した3人。10月に発売したセカンドシングル「茜さす」などオリジナル曲を含め、アンコールまで9曲を披露した。中盤では松任谷由実さんの「恋人がサンタクロース」を演奏。ボーカルの波木井扶美さんが会場に呼びかけると手拍子や歓声が起こり、会場は一気に和やかな空気に。「桃ドロ」の後輩となる同校軽音楽部員らも駆けつけ、部長の前島奏恵さん(2年)は「先輩たちは目標のバンド。自分たちもその姿を追って頑張りたい」と笑顔で語った。

 同センターでロックバンドのライブを行うのは今回が初。波木井さんは「スタッフの方も試行錯誤しながら手伝ってくれた」と感謝を述べ、「自分たち以外にも頑張っているバンドがいる。今回をきっかけに、いつか若い世代がつながって、地元でイベントを開くことが出来たら」と意気込んだ。

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