観光地の発展に客船誘致協力を

 神奈川倉庫協会(小此木歌藏会長)の賀詞交換会が5日、横浜市中区のホテルで開かれ、来賓や会員企業など約230人が出席した。横浜港に寄港するクルーズ客船をさらに増やすために倉庫業界に協力を求めた。

 小此木会長は、倉庫などの物流機能が集中する大黒ふ頭(同市鶴見区)に多くのクルーズ客船を誘致できれば「(大さん橋や現在整備が進む新港9号岸壁などを加えて)300〜350隻の誘致が可能で、横浜は観光地として発展する余地がある。大きな視野に立った活動を協会は始めていかねばならない」と述べた。

 その上で、「人が集まる所に物が集まってくる。観光地となり、消費が増えて都市として発展していくことは倉庫業として非常にありがたい」と強調した。

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