35年の歴史がある「オルケスタYOKOHAMA」が2017年で活動を一旦休止することになり、昨年12月17日には「ファイナル・ライブ」が活動拠点でもあるタンゴの家=西区岡野=で開かれた。
開港記念会館でも度々ライブを行うなど横浜を代表するタンゴ楽団だったオルケスタ。しかし規模の拡大に伴い運営面等で継続することが困難となり、活動を一時休止することになった。
17日の最後のライブはチケットが完売。「マエストロ」齋藤一臣代表は残念ながらインフルエンザのためステージに立つことはできなかったが、音楽監督でバンドネオン奏者の池田達則さんはじめバイオリン、コントラバス、ギター、ピアノの7人のメンバーが演奏を行った。
演奏したのは中区制90周年を記念して書き下ろされた『組曲 港横濱』や『タンゴ版横浜市歌』など20曲。齋藤代表の娘でMCを務めた晶さんは「若いタンゴの演奏会にぜひ足を運んでください」と呼びかけた。
齋藤代表は「35年間、素晴らしいステージの数々でした。応援して下さった皆様には心から感謝します。本当にありがとうございました」とコメントを寄せた。