「ほうきに乗った魔女」のエンブレム！ベネヴェントの2017‐18ユニフォーム

クラブ創設89年目にして初のセリエA参戦という、とてもドラマティックなシーズンを迎えたベネヴェント。しかし初めての1部リーグ挑戦は、ここまで想像を絶するような展開だ。

リーグ開幕14連敗と不名誉な記録が話題になったかと思えば、第15節ミラン戦ではアディショナルタイムにGKの同点弾で引き分けて初勝点ゲットと、この劇的な展開が注目を集めた。そして第19節キエーヴォ戦ではついに初勝利を上げ、またしても大きな話題に。

ベネヴェントは魔女伝説が残る“魔女の街”として有名だが、ここまでの苦戦は「エンブレムの魔女の呪いだ」と揶揄されている。シーズンは残り半分となったが、魔女のエンブレムを付けたこのチームにどのような展開が待ち受けているのか。注目のシーズン後半は、6日のサンプドリア戦からスタートする。

初セリエAを戦う記念すべきユニフォームのサプライヤーは、2014年から継続するFG Sport（Frankie Garage Sport）。イタリアの新興ブランドで、プロヴィンチャを中心にサプライしている。

胸には話題の「魔女のエンブレム」。ユニフォームの色（レッド／イエロー）はベネヴェントの旗に見ることが出来る。

背面はイエロー一色。スポンサー“RILLO CONSTRUZIONI”はイタリアの建設会社。

ネームナンバーのフォントはFCバルセロナの2013-14シーズン用によく似ている。ナンバーには魔女のシルエット入りだ。

パンツ、ソックスはレッドを基調にイエローの差し色。ソックスの前面には“BENEVENTO”とメーカーロゴのグラフィックが入る。

アウェイユニフォームはホワイトを基調にレッドとイエローのコンビネーション。ベネヴェントの旗は三色旗だが、色はユニフォームとまったく同じ。胸スポンサー“La Molisana”はパスタのブランドで、今季からの新スポンサーだ。

袖口には左右それぞれにレッドとイエローの差し色を配した。ネームナンバーはブラックを使用している。

パンツはホワイトが基調。脇にレッドとイエローのラインが入るが、シャツの袖口とは左右反対の色の配置となっている。ソックスもホワイトを基調に、チーム名とメーカーロゴのグラフィック入り。

基本的なデザインはホームユニフォームと同じだが、ブラックを基調にレッドとゴールドのグラデーション・ストライプが印象的なデザイン。スポンサー“SAPA”は自動車部品メーカー。

背面はブラック一色で、ネームナンバーの色はスポンサーロゴと同じゴールドを使用している。

パンツ、ソックスともにブラックを基調。ソックスはレッドの差し色で彩っている。10番のアマート・チチレッティは膝が隠れるようなパンツの履き方が独特。

FG Sportはチームウェアのデザインがユニークで、今季は各チームでカモフラ柄を展開。このベネヴェントのカモジャケットは選手やスタッフが着用している。まだ知名度は低いが、なかなか面白いブランドだ。