シェフチェンコのようなエースが懐かしい…… 2017年に最も得点を決めたミランの選手は?

ミランで活躍したシェフチェンコ photo/Getty Images

2017年もミランにとって出口の見えない暗い1年だったが、この1年で最もゴールを決めた選手は誰なのか。それは昨年デビューを果たしたユース育ちのFWパトリック・クトローネだ。クトローネは昨年9得点を挙げ、FWスソと並んでチームのトップスコアラーとなった。

しかし伊『Gazzetta dello Sport』は、ミランにとって喜ぶべきニュースではないと伝えている。クトローネはあくまで将来が楽しみな選手の1人であり、ニコラ・カリニッチを筆頭にゴールを量産すべき選手は数多くいる。そのカリニッチはすでに退団したジェラール・デウロフェウと同じ4得点に留まり、アンドレ・シウバとジャコモ・ボナベントゥーラは6得点、カルロス・バッカが8得点となっている。

また、何より寂しいのはトップスコアラーの得点数が二桁に達していないことだ。ユヴェントスのパウロ・ディバラ、ローマのエディン・ジェコ、ナポリのドーリス・メルテンスは昨年32得点を記録している。同メディアも今のミランにはゴールゲッターがいないと指摘しており、頼れるエースが不在だ。

懐かしいのはウクライナの矢とも呼ばれたアンドリー・シェフチェンコか。シェフチェンコは2000年に36得点、2004年に32得点を記録している。当時のミランは世界を代表する強豪クラブだったが、昨年の数字がミランの現状を示していると言えそうだ。

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