健康願い七草がゆ 長崎・諏訪神社で振る舞い

 1年間の無病息災を願い、長崎市上西山町の諏訪神社で7日、約千人の参拝者に七草がゆが振る舞われた。

 午前9時の配膳前から境内には約500人が列をなし、大釜でかゆが炊き上がるのを待った。清はらいの後、祭儀部長の宮田文嗣さんは「春夏秋冬、すべて七草がある。先人は、季節ごとに健康に良いものを体に取り入れていた」と紹介。かゆは約1時間半でなくなった。

 午前5時半に一番乗りした諫早市の会社員、島田えつなりさん(47)は、熱々のかゆをすすりながら「家族が健康でありますように」と願った。長崎市立西北小2年の山崎千歳さん(7)は「掛け算が上手になりたい」と新年の抱負を口にした。

七草がゆが振る舞われ、参拝者の行列ができた=長崎市、諏訪神社

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