たこ揚げ思う存分に 多摩川河川敷で歓声

 川崎市中原区に新年の訪れを告げる「第37回新春たこ揚げ大会」が7日、同区等々力の多摩川河川敷で開かれた。区内の子どもら約600人が参加し、無邪気な笑い声が響き渡った。市公園緑地協会の主催。

 突き抜けるような青空の下、一斉に100を超えるたこが舞い上がった。幼児から小学6年生までの子どもたちが、広い敷地を所狭しと駆けながら、約1時間にわたってたこ揚げを楽しんだ。

 初参加だった中原小4年の上田真央さん(9)は「高く揚げすぎて糸が絡まったりして大変だったけど、みんなニコニコしていて楽しかった」と口元を緩ませ、父幸治さん(39)も「子どもたちが砂ぼこりを上げながら走る姿を久々に見られました」と話した。

 また、事前に子どもたちが無地のたこに絵や文字を描いた「絵付けたこ」の審査会も同時に行われ、協会賞30点、子ども会賞20点が選ばれた。入賞作品は22日から26日まで同区役所で展示される。

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