すでに厳しい生存競争の真っ只中…「新成人」のプロ野球選手たち

楽天・オコエ瑠偉【写真:荒川祐史】

オコエ、平沢、高橋ら…NPBには38人の「新成人」が在籍

 1月8日は成人式。前年4月2日から今年の4月1日までに20歳の誕生日を迎える若者が、「新成人」として祝福される。

 NPBには現在、38人の新成人が在籍している。

◯パ・リーグは23人

1997.04.02生 姫野優也外野手(日)
1997.04.06生 愛斗外野手(西)
1997.04.15生 堀内謙伍捕手(楽)
1997.04.16生 谷川原健太捕手(ソ)
1997.05.08生 高橋純平投手(ソ)
1997.06.02生 佐藤世那投手(オ)
1997.06.20生 吉田凌投手(オ)
1997.07.21生 オコエ瑠偉外野手(楽)
1997.08.08生 中村晨投手(ソ)
1997.08.12生 黒瀬健太内野手(ソ)
1997.08.16生 平沼翔太内野手(日)
1997.09.09生 渡辺健史投手(ソ)
1997.09.15生 川瀬晃内野手(ソ)
1997.10.04生 山田大樹内野手(楽)
1997.10.06生 村林一輝内野手(楽)
1997.11.06生 野澤佑斗投手(ソ)
1997.12.06生 原嵩投手(ロ)
1997.12.11生 藤田航生投手(西)
1997.12.24生 平沢大河内野手(ロ)
1998.01.16生 茶谷健太内野手(ソ)
1998.02.03生 成田翔投手(ロ)
1998.03.03生 出口匠内野手(楽)
1998.03.09生 小澤怜史投手(ソ)

 すでに1軍で活躍しているオコエ瑠偉は、今年はレギュラー確保が期待される。夏の甲子園の決勝戦で東海大相模に敗れた仙台育英で主軸だった平沢大河もいる。平沢は昨年、プロ入り初本塁打を放った。

 仙台育英のエースで平沢のチームメートだった佐藤世那は、昨年の台湾ウィンターリーグでサイドスローに挑戦。快投を見せた。3年夏の甲子園出場はならなかったが、県岐阜商から2015年ドラフト1位でソフトバンクに入団した高橋純平も成人式だ。

セは廣岡、小笠原ら15人

◯セ・リーグは15人

1997.04.09生 廣岡大志内野手(ヤ)
1997.04.25生 綾部翔投手(De)
1997.04.26生 巽大介投手(巨)
1997.05.14生 高橋奎二投手(ヤ)
1997.05.19生 青柳昴樹外野手(De)
1997.05.25生 ジュリアス投手(ヤ) 
1997.06.07生 渡邉大樹内野手(ヤ)
1997.06.21生 高橋樹也投手(広)
1997.08.02生 望月惇志投手(神)
1997.10.03生 網谷圭将捕手(De)
1997.10.08生 小笠原慎之介 投手(中)
1997.11.11生 青木陸内野手(広)
1998.02.17生 山本武白志内野手(De)
1998.02.24生 橋本篤郎投手(巨)
1998.03.09生 與那原大剛投手(巨)

 東海大相模高のエースで、夏の甲子園を制した小笠原慎之介がいる。昨年5勝を挙げた。智辯学園出身の廣岡大志も1年目から1軍で活躍。山本武白志は、九州国際大附高。巨人、ロッテの強打者でロッテの監督も勤め、昨年逝去した山本功児氏の子息。育成選手だ。

 少しずつ1軍で顔を見る選手がいる一方で、ヤクルトのジュリアス(高知中央高、ドラフト4位)は、昨年トミー・ジョン手術を受けて戦力外となり、育成で再契約した。巨人の巽大介(岩倉高、ドラフト6位)も昨年、自由契約になり育成で再契約。すでに、厳しい生存競争が始まっている。

 同世代で大学に進んだ選手は、今年3年生になる。来年のドラフトで指名されてプロ入りする。「新成人」選手たちは、まだプロ野球人生の入り口に立ったばかりだ。これからどんなドラマが待ち受けているだろうか?

(Full-Count編集部)

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