カリアリ、人種差別被害のマテュイディへ謝罪 バロテッリも「気にするな」とエール

マテュイディへメッセージを送ったバロテッリ photo/Getty Images

6日に行われたセリエ第20節のカリアリ戦で、ユヴェントスのフランス代表MFブレイズ・マテュイディが、相手サポーターから人種差別を受けたことをSNSで告白した。これを受けて、カリアリはクラブの公式Twitterを通して同選手へ正式に謝罪している。

試合翌日の7日にクラブの公式Twitterを更新したカリアリは、マテュイディのTwitterへフランス語で「君は偉大な選手だ。若い選手達のお手本でもある。もしサルデーニャ・アレーナで君の肌に関する侮辱があったのならば、我々は謝罪したい。人種差別はサルデーニャの人とは関係なく、無知な人だけがこのような振る舞いをするのです。君をリスペクト」とメッセージを送った。これに対し、マテュイディも「優しさと親しみを込めたメッセージをありがとう」と返信している。

そして、ニースに所属する元イタリア代表FWマリオ・バロテッリもこの騒動に反応。自身の公式Instagramを更新すると、マテュイディへ「ブレイズ、オレもこのような経験をした。無知な奴らなんて気にするな。ほとんどのイタリア人はこのようなことはしない。兄弟、これからも素晴らしいプレイを続けてくれ!」とエールを送っている。

バロテッリが言うように、マテュイディにはこのような人種差別に負けず、今後もファンを魅了するような素晴らしいプレイを披露してもらいたいものだ。このような心無い行動がなくなることを願いたい。

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