〔低気圧急発達〕12日にかけて強い冬型に 暴風雪・高波などに警戒(1/9)

秋田沖にある低気圧が、急速に発達しながらきょう9日に北海道の南東海上から千島近海に進み、その後もさらに発達するため、日本付近は冬型の気圧配置が強まる予想となっています。また、今夜以降、北日本の上空には非常に強い寒気が流れ込むため、北日本を中心に雪を伴った非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。
気象庁は、9日05:18、「暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第6号」を発表し、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風雪や高波などに警戒するよう呼びかけています。

きょう昼前からは、北日本の日本海側を中心に雪や雨を伴った非常に強い風が吹き、今夜から12日頃にかけて強い寒気が流れ込むため、猛吹雪となる所があるでしょう。きょうからあす10日にかけて、海上は北日本を中心に大しけとなる見込みです。
さらに、きょう午後から12日頃にかけて北日本の日本海側を中心に大雪となる所があります。大雪による交通障害やなだれにも警戒・注意が必要です。

一方、この低気圧に向かって南から暖かい風が流れ込んでいるため、北日本や東日本の積雪の多い地域でも雨の降っている所が多くなっています。また北日本では湿った雪の降っている所があり、雨の降っている所でもきょうの午後は次第に雪に変わり、湿った雪になる予想です。積雪の多い地域ではなだれに、その後も北日本を中心に着雪に注意がしてください。

■今後の見通し
【予想最大瞬間風速】(~10日)
・35m/s 北海道地方、東北地方、北陸地方

【波の高さ】(~10日)
・6m 北海道地方、東北地方、北陸地方

【予想最大降雪量】(~10日06:00)
・50cm 北陸地方
・40cm 北海道地方、東北地方、東海地方

■防災事項
・警戒:猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風雪、高波
・警戒・注意:大雪による交通障害、なだれ
・注意:なだれ、着雪

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