「リヴァプール、コウチーニョの代役になりうる4人の後釜候補」

ついにブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョのバルセロナ移籍が決まった。

ここでは、『Squawka』による「リヴァプールがコウチーニョの代役にしうる4人の候補」を見てみよう。

夢、現実、ワイルドカード、独自案という4つの案だ。

夢:クリスティアン・プリシッチ(ドルトムント/アメリカ代表)

ユルゲン・クロップ監督が長きに渡りターゲットにしているプリシッチ。ドルトムント時代の教え子である彼は、コウチーニョの代役として噂されてきた。

若きドルトムントの一員であり、世界で最も高く評価されている若手選手のひとりだ。

短期的に見れば、もっと理想的な代役候補はいるかもしれない。だが、19歳のプリシッチには成長できる余地がたっぷりあり、リヴァプールがコウチーニョを恋しがらなくて済むための最善の候補といえる。

鋭いドリブラーである彼は今季のブンデスで最も多くのドリブル突破を記録。さらに、100回以上のドリブルを試みながら、成功率は45.48%をマークしている。

とはいえ、リヴァプールにとって彼の獲得はまだ夢のままだろう。本人は「リヴァプール行きを本気で考えたことはないんだ。クロップのことは尊敬しているし、彼は僕を連れてきてくれた。でも全てをくれたのはドルトムントだ」と述べているのだ。

また、ネイマールの代役としてウスマヌ・デンベレをバルセロナに売却することを余儀なくされたドルトムントは、さらなる若手選手の流出に消極的なはずだ。

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現実案:トマ・レマール(モナコ/フランス代表)

レマール獲得は現実案ではなく夢だと主張することもできるだろう。ただ、彼は昨夏アーセナル行きが濃厚だったが、ここに来てリヴァプールとの噂が強く伝えられている。

モナコのキープレイヤーであるレマールは、昨季全31得点(14ゴール17アシスト)に絡む活躍を見せ、リーグ優勝とCL準決勝進出に貢献した。

今季の彼はやや控えめで、リーグ戦では2ゴール4アシスト。とはいえ、その評価は高いままで、チーム自体が昨夏にビッグネームを失ったことで苦戦しているのだ。

リヴァプールはコウチーニョ資金を彼を確保するために使いうるだろう。ただ、リヴァプールはレスターのリヤド・マフレズに興味を持っているとの報道も。

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ワイルドカード:レオン・ゴレツカ(シャルケ/ドイツ代表)

リヴァプールが中盤の補強候補としているゴレツカ。コウチーニョの長期的代役として驚きを提供しうる存在だ。

今夏に加入する予定のナビ・ケイタは中盤の守備を強化するはず。一方、ゴレツカは現在シャルケではやや深い位置で起用されていることで抑えられているクリエイティブな側面を(リヴァプールへ移籍したなら)見せつけられるだろう。

深い位置からの爆発力で知られる彼は今季4ゴールをマーク。ただ、足の問題によりゲームタイムはやや削がれている。

まだ22歳という若さだが、すでにトップチームでの経験は6年もあり、ブンデスでの出場も100試合を超える。

ただ、今季限りでフリーとなる彼は、バイエルン・ミュンヘン移籍が決定的という情報も。

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独自案:ナビル・フェキール(リヨン/フランス代表)

リヴァプールの『Fab Four(コウチーニョ、フィルミーノ、サラー、マネ)』は今季得点を荒稼ぎし、相手守備陣を震え上がらせた。

だが、コウチーニョが去ったことで、前線の4人のなかで鍵となるクリエイターを失うことになった。とはいえ、フェキールは適切な代役として証明されるかもしれない。

リヨンで1トップのマリアーノ・ディアスの後方に位置する3人の攻撃的MFの一員としてプレーしている彼は、今季ゴールを量産している。

リヴァプールも似たようなシステムであり、トップのフィルミーノの後ろでマネとサラーとともにプレーすることになれば、得点量産を手助けすることになるだろう。

フェキールにはストライカーとしての嗅覚があるほか、チームメイトのためにサイドに流れることもする。

また、173cmという体格ながら、今季のエアデュエル勝率は45.45%を誇っており、リヴァプールの空中戦の強化にもなりうる。『Fab Four』のなかで最も空中戦に強いマネでさえ、勝率は29.17%なのだ。

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