日本付近では13日にかけて強い冬型の気圧配置が続く見込みです。気象庁は、10日16:30、「暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第9号」を発表し、西日本から北日本の日本海側を中心に大雪やなだれに警戒・注意、北海道地方ではあす11日は暴風雪に、北陸地方でもあすにかけて高波に警戒するように呼びかけています。
日本の上空には強い寒気が流れ込んでいて、日本付近は強い冬型の気圧配置となっています。この影響で、北海道や東北地方、中国地方できょう16:00までの24時間の降雪量が40cmを超えている所があります。この後も西日本から北日本の日本海側を中心に断続的に降雪が続き、13日にかけて大雪となるところがあるでしょう。
■気象概況
【24時間降雪量】(~10日16:00)
・広島県 八幡 54cm
・福島県 金山 47cm
・上川地方 幌加内 43cm
・山形県 肘折 43cm
・島根県 赤名 43cm
・島根県 弥栄 41cm
■今後の見通し
【予想24時間降雪量】(~11日18:00)
・70cm 北陸地方
・50cm 東北地方、東海地方、中国地方
・40cm 北海道地方
・30cm 関東甲信地方、近畿地方、九州北部地方
・20cm 四国地方
・15cm 九州南部
また、北日本の日本海側を中心に雪を伴った強い風が吹いている所があります。強い冬型の気圧配置の影響で、北海道地方ではあす11日は猛吹雪に、北陸地方はあすにかけて大しけとなる所がある見込みです。
■今後の見通し
【予想最大瞬間風速】(~11日)
・35m/s 北海道地方
【波の高さ】(~11日)
・6m 北陸地方
■防災事項
・警戒:暴風雪、暴風、高波、猛ふぶきや吹きだまり交通障害
・警戒・注意:大雪、なだれ、大雪による交通障害