大きな話題となっている、フィリペ・コウチーニョのバルセロナ移籍。
そんなバルセロナではこれまで、数々の伝説的なブラジル人選手がプレーしてきた。
今回は、その顔ぶれを振り返る。
ロマーリオ
生年月日:1966/01/29 (51歳)
ポジション:FW
バルセロナでの所属歴:1993 -1995年
ブラジル代表通算:70試合55得点
1993年、PSVでゴールを量産したロマーリオはヨハン・クライフが率いたことで知られる「ドリームチーム」に加入した。
加入初年度から33試合に出場し30得点をあげるなど大暴れし、リーガの得点王に輝くだけでなく、チームを優勝に導いた。
裏に抜ける動きはまさに芸術品で、レアル・ソシエダ戦で決めた胸トラップからのループシュートがバルセロナ史に残るスーパーゴールとなっている。
ロナウド
生年月日:1976/09/22 (41歳)
ポジション:FW
バルセロナでの所属歴:1996 -1997年
ブラジル代表通算:98試合62得点
ロマーリオ同様、“怪物"ロナウドはPSVからバルセロナへとやって来た。
在籍はわずかに1シーズンであったが、1996-97シーズンに37試合34得点という驚愕の結果を残し、その名を全世界に知らしめた。
コンポステラ戦で決めた独走ゴールはあまりにも有名であり、バロンドールを獲得するなどキャリアの全盛を過ごしたチームの一つであろう。
バルセロナとレアル・マドリーの両方でプレーした数少ない選手でもある。
リヴァウド
生年月日:1972/04/19 (45歳)
ポジション:FW
バルセロナでの所属歴:1997 - 2002年
ブラジル代表通算:74試合35得点
強烈な左足でファンを沸かしたリヴァウド。
ルイス・フィーゴやパトリック・クライファートらと強力な3トップを組み、バルセロナの攻撃陣を牽引した。
UEFAチャンピオンズリーグへの出場権がかかったリーガ最終節のバレンシア戦で決めたフリーキック→ミドルシュート→オーバーヘッドによるハットトリックはもはや伝説になっている。
1999年にバロンドールとFIFA最優秀選手賞を受賞している。
ロナウジーニョ
生年月日:1980/03/21 (37歳)
ポジション:MF
バルセロナでの所属歴:2003 - 2008年
ブラジル代表通算:97試合33得点
ファンタジー溢れるプレーで、バルセロナに再び栄光をもたらした偉大なクラック。
PSGから鳴り物入りで加入すると、すぐさまチームにフィットし左サイドを自分のものに。サミュエル・エトーとは息の合ったコンビネーションを見せ、世界屈指の攻撃ユニットを司った。
2005-06シーズンにはチームをUEFAチャンピオンズリーグ優勝に導き、自身もバロンドールを獲得。現在にまで続く、バルセロナ黄金期の礎を築いたレジェンドだ。
ネイマール
生年月日:1992/02/05 (25歳)
ポジション:FW
バルセロナでの所属歴:2013 -2017年
ブラジル代表通算:83試合53得点
メッシ、スアレスと共に、空前絶後の破壊力を誇る3トップ「MSN」を構成したネイマール。
在籍4シーズンで獲得しうる全てのタイトルをものにし、昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグPSG戦では、サッカー史に残る大逆転劇の立役者となった。
昨夏、2億2200万ユーロ(およそ291億円)という天文学的な金額でPSGへと移籍。バルセロナは今季ラフィーニャ、パウリーニョ、コウチーニョと3名のブラジル人選手を抱えている。