きょう11日（木）は強い冬型の気圧配置が続くため、北日本から西日本では13日（土）頃にかけて日本海側を中心に大雪やなだれに警戒・注意が必要だ。また、北海道地方では暴風雪に、北陸地方では高波に警戒が必要となる。
北日本の上空約5000メートルにはー36℃以下の寒気が流れ込み、日本付近は強い冬型の気圧配置となっている。北海道の西海上にある低気圧があす夜にかけて発達しながら北海道付近を東へ進み、強い冬型の気圧配置は13（土）日頃にかけて続く見込だ。
大雪 西日本市街地でも積雪
西日本から北日本にかけて、11日（木）午前4時までの24時間の降雪量が60センチを超えているところがある。広島県北広島町八幡では11日午前5時までの24時間の降雪量は63センチとなっている。
また、11日（木）午前5時現在の積雪は、鳥取県米子市で12センチで平年のおよそ4倍、島根県松江市の積雪は5センチで平年の2倍以上となっている。このほか、徳島市で3センチ、熊本市と佐賀市で1センチの積雪となっている。
西日本から北日本の日本海側を中心に断続的に降雪が続き、13日（土）にかけて大雪に警戒が必要だ。
■あす朝6時までの24時間予想降雪量
北陸地方 70センチ（富山県、石川県）
60センチ（新潟県、福井県）
北海道 50センチ
東北、関東甲信、東海 40センチ
近畿、中国 30センチ
四国、九州北部 20センチ
九州南部 10センチ（鹿児島県平地5センチ）
その後も13日にかけて降雪量の多くなる所がある見込み。
北日本から西日本では日本海側を中心に大雪による交通障害やなだれに警戒・注意が必要だ。
暴風雪・高波
低気圧の発達に伴い、北海道ではきょう昼前から雪を伴った非常に強い風の吹く所がある。また、強い冬型の気圧配置が続くため、北陸の海上は今夜までしけとなる見込み。
■あすにかけて予想される最大瞬間風速
北海道 35メートル
■あすにかけて予想される波の高さ
北陸 5メートル
北海道では猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒し、北陸地方では高波に警戒が必要となる。
