パッションフルーツ 犬目町でも栽培 八王子市

収穫されたパッションフルーツ

 南国の果実と知られるパッションフルーツ。その果実を「八王子の特産品に」とめざすプロジェクトが進行している。

 「この近所ではだいぶ知られてきましたが、もっと市内全域に浸透していきたいですね」。犬目町唯一のパッションフルーツ農家にして、生産グループで最も多い「量」を栽培する浜中園の浜中俊夫さん(44)は話す。

 苗木を主に扱ってきた同園では2010年頃から俊夫さんがパッションフルーツを育てている。16年からその取り組みをサイバーシルクロード八王子(市と商工会議所による産業活性化組織)が応援するようになり商品開発など様々なプロジェクトが始まった。「農家単体では弱い。サポートはとても助かっている」と喜ぶ。

 昨年は近隣の小学生を招き栽培を見学してもらった。「アピールがまだ足りないので、色々な人に知ってもらいたい」。なお今年度の生産量は「現状維持」で「贈答用に大きなものも栽培できれば」と考えている。収穫は7月中旬の予定。

加工されたジュースとジャムを持つ浜中さん

© 株式会社タウンニュース社