13日から始まる大学入試センター試験を前に、離島の長崎県立宇久高(佐世保市宇久町)と県立北松西高(北松小値賀町)の3年生計4人が11日、会場がある佐世保市に入った。
県内の離島では、2009年から五島市や対馬市など3市1町に試験会場を設けている。島内に会場がない両校の生徒は例年、2日前に移動して県立大佐世保校で受験している。
生徒らは午後5時ごろ、フェリーで佐世保港に到着。雪が舞う中トランクを手に、緊張した表情で宿泊先へ向かった。
宇久高の中島秀仁さん(18)は「船がいつもより揺れたが体調は万全。自分の行きたい大学に合格できるようにベストを尽くしたい」、北松西高の永田美咲さん(18)は「緊張すると思うが、落ち着いて今までの学習の成果を発揮したい」と意気込んだ。
県内の試験会場は9カ所で、今年の志願者は5562人(前年比22人増)。