メジャーヴィーナス・ジャパン、有価・廃棄物を一括受け入れ

廃棄物専用の新工場完成

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 金属リサイクル業のリバーホールディングスと廃棄物処理業の大栄環境ホールディングスによる共同出資会社、メジャーヴィーナス・ジャパン(本社・東京都千代田区、社長・金子文雄氏、略称・MVJ)は、都内のリサイクル工場「東京エコファクトリー」(江東区新木場)内に産業廃棄物専用の新たな工場建屋を昨年末に完成させ、11日から営業を開始した。廃棄物の受け入れは日量200トンが目標。既存工場では従来通り鉄・非鉄スクラップを中心に加工処理を行うため、「東京エコファクトリー」では有価物と廃棄物を本格的に「ONE STOP(ワンストップ=一括)」で受け入れる体制が整った。

 産廃専用の新工場では主に建物解体やリフォームなどで発生する建設系廃棄物を受け入れる。受け入れた廃棄物は土間で鉄・非鉄、プラスチック、紙、ガラスなど再生可能な資源を手作業で選別。近隣でリサイクルできないものは工場内に新設した設備で圧縮・梱包し、大栄環境グループに輸送して処理を行う。また、昨年10月施行の水銀廃棄物規制に対応し、別棟で3月末から蛍光灯の受け入れを開始する予定。

 MVJはリバーHD(旧・スズトクHD)と大栄環境HDの折半出資で2015年12月に設立。東京エコファクトリーは鈴徳の旧・東京営業所で、16年11月からMVJのリサイクル工場として営業している。

コンセプトは「ワンストップ・サービス」

 ▼鈴木孝雄リバーHD会長(MVJ会長)談「これまでは静脈産業の中でもリサイクルと廃棄物処理は別の事業領域だったが、現在は統合され始めている。当工場の半分は既存事業である鉄・非鉄スクラップが中心だが、新たな半分は廃棄物を手掛ける。コンセプトは「ワンストップ・サービス」であり、再生資源と廃棄物の一括処理は利便性が高まる点で排出者にとってメリットとなる。当工場は循環型社会の構築を推進するとともに、今後の静脈産業にとっての新しいモデル工場になり得る。また、当社にとっても明確に「ワンストップ・サービス」型のコンセプトを打ち出した工場の第1号。このコンセプトが有効ならば順次拡大していく考えであり、今後の展開を期待している」