岡谷鋼機など3社、JR春日井駅周辺再開発事業を始動 RC23階建てビル建設

 岡谷鋼機、矢作建設工業、野村不動産の3社は、愛知県春日井市で事業を進めている「JR春日井駅南東地区第一種市街地再開発事業」が、11日に市街地再開発組合設立について春日井市長の認可を受け、本格的に始動することになった。2019年着工、21年竣工を予定している。再開発が進む春日井駅周辺で、都市機能が集約されたコンパクトシティの実現を目指す。

 JR春日井駅は名古屋市からも近く、15年には春日井市が「JR春日井駅周辺地区市街地総合再生計画」を策定。同市が行う自由通路(16年に開通)、橋上駅舎の整備などによって駅前の利便性が向上してきている。

 3社による再開発事業は、同駅前に住宅、子育て施設、商業施設などの多様な都市機能を誘導し、同駅周辺の活性化につなげることなどを目的に実施するもの。このため、14年にはまちづくり協議会を設立。昨年に都市計画決定告示し再開発組合設立に向けて動いていた。今後、権利変換計画認可を経て21年の竣工を目指す。

 再開発案件は、敷地面積約3900平方メートル(建築面積約2550平方メートル、RC造・地上23階建て。

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