新日鉄住金が用地提供、釜石市の保育施設が完成

 新日鉄住金が岩手県釜石市などと共同で進めてきた同市の保育施設整備事業で、児童館などが昨年末までに完成、11日に竣工・開所式が開かれた。釜石市の東日本大震災復興事業の一環で、公共施設の整備にあたり民間事業者が設計や建設などを担当する「民設市買取型スキーム」を活用。新日鉄住金が用地を提供、新日鉄興和不動産が建設、日鉄住金テックスエンジが設計・施工を担当した。

 竣工したのは、幼稚園と保育所の機能を併せ持つ「上中島こども園」、障害児の支援施設「すくすく親子教室」、学童保育施設「上中島児童館」の3施設。震災による被災で仮の場所で運営していた施設などを一体整備した。

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