写真で見る大凧まつり 大正から平成100点並ぶ

 神奈川県座間市の伝統行事「大凧まつり」や大凧の歴史を題材にした写真展が座間市緑ケ丘のハーモニーホール座間ギャラリーで行われている。大正から平成にかけて撮影された作品など約100点が並ぶ。15日まで。市大凧保存会、市教育委員会主催。

 市周辺での大型のたこ揚げは約200年前に始まったとされ、100人以上による相模川河川敷での約13メートル四方、重さ約1トンの大凧揚げは現在、春の風物詩となっている。

 会場では、自治会から借りるなどして集めた写真を「大凧の歴史と文化と祝凧」「大凧記念写真と凧文字」など六つのテーマに分けて展示。市制30周年を記念して重さ約2トンの大凧を揚げた場面や、大凧を作る様子などを捉えた作品が並んでいる。

 市大凧保存会役員の鈴木義範さん(69)は「歴史やまつりへの理解を深め、興味を持ってもらうきっかけになれば」と話している。

 入場無料。問い合わせは市教委生涯学習課電話046(252)8431。

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