新年度予算編成 市長査定始まる

 川崎市の2018年度当初予算編成が大詰めを迎え、福田紀彦市長による市長査定が12日始まった。15日も行い、2月初旬の発表までに予算案をまとめる予定。

 初日は市民文化、経済労働の2局が対象。査定開始に際し、福田市長は「最終の確定に向けて詰めた議論をしたい。(昨年11月に公表した)収支フレームで(18年度予算は)219億円の収支不足が見込まれる。厳しい財政状況の観点から、しっかりと判断をしたい」と述べた。

 市長査定では、待機児童解消に向けた取り組みや「かわさきパラムーブメント」の取り組み、川崎駅周辺地区の整備、臨海部の交通ネットワーク形成などが対象事業となっている。

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