白髭神社(市内小船)で1月7日、奉射祭が行われた。市重要無形民俗文化財に指定され、その年の五穀豊穣を占う800年以上続く神事。
今年も狩衣姿の射手が2人、境内の竹で作った直径2mの的に弓を放った。7本のうち6本が的中すると会場の見物客から歓声が。最後の「的破り」の矢が放たれると、的に吊るされた鳥形を目がけて集まった子どもが元気よく飛び出した。
7本すべてが的中した年は近年、記録にないとのこと。中村瑛宮司は「今年は本当によく当たった。大の大吉もいいところ。大変良い一年になってくれることに期待している」と微笑んでいた。