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横浜市の心身障害者の成人を祝う集いが14日、同市港北区の障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」で開かれた。スーツや振り袖姿の新成人約160人が出席し、成長を支えた周囲への感謝を胸に、社会人としての決意を新たにした。
同市や市障害者社会参加推進センター、市心身障害児者を守る会連盟の主催で、35回目。家族や来賓、関係者ら300人以上が、門出を祝福した。
新成人を代表して、臼井拓未さん(20)=港北区=と水野恵里那さん(20)=都筑区=が決意表明。病院でベッド清掃の仕事をしている臼井さんは「僕を支え、たくさんのことを教えてくれた人たちへの感謝の気持ちを忘れず、これからも自分らしく、楽しく、精いっぱい生きていきたい。仕事ではプロフェッショナルを目指す」と述べた。鉄道施設の清掃の仕事に就いている水野さんは「喜んでくれるお客さまの笑顔を見るのがうれしく、やりがいを感じる」と充実した日々を振り返り、「これからも周りの人に喜んでもらえるよう、自分自身が楽しみながら頑張っていきたい」と誓った。
市心身障害児者を守る会連盟の清水龍男代表幹事は「20年間、育ててくれた親に感謝し、社会貢献ができる大人に成長してほしい」と激励。柏崎誠副市長も「皆さんが安心して暮らし、活躍できる基盤づくりを進めていく」と述べた。式典後には祝賀会も開かれ、晴れ着姿で記念撮影するなどして盛り上がった。