松浦市長に友田氏初当選 無投票 市議選は19人立候補

 任期満了に伴う松浦市長選と市議選(定数17)が14日告示された。市長選は無所属新人の前県議、友田吉泰氏(53)=自民、公明推薦=のほかに立候補の届け出はなく、友田氏の初当選が決まった。市議選は19人が名乗りを上げ、1週間の選挙戦に突入した。    市長選の無投票は2006年に1市2町の合併で新市が発足して以来初めて。

 友田氏は会社員や労組執行委員長を経験。1999年に同市議初当選。4期目途中の2011年、県議にくら替え当選し、2期目途中で市長選挑戦のため辞職していた。

 14日午後5時45分ごろ、同市志佐町の事務所で支援者らと万歳。友田氏は無投票を踏まえ「選挙を通じ意思表示できなかった市民に対し、ビジョンを共有し、政治参加をしていただく環境を整えたい。『松浦が良くなった』と発信できるよう頑張りたい」と意気込みを語った。

 一方、市議選は現職15人、新人4人が立候補。今回から定数が1減り、少数激戦となった。政党別内訳は公明1、共産1、無所属17。

 市議選の投票は21日午前7時から午後6時まで市内24カ所で行われ、即日開票する。有権者数は1万9646人(男9375、女1万271)=13日現在、市選管調べ=。

 【略歴】元県議、県議会文教厚生委員長、市議、県公立高PTA連合会副会長▽九州共立大卒(1)

無投票で初当選を果たし万歳する友田氏(中央)=14日午後5時44分、松浦市志佐町の選挙事務所

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