ダン・ガーニーが死去。アメリカが輩出したモータースポーツ界の伝説的存在

 1960年代にF1ドライバーとして活躍、マニュファクチャラー、チームオーナーとしてもキャリアを重ねたアメリカ出身のダン・ガーニーが14日、肺炎による合併症で死去したことがわかった。86歳だった。

 ガーニーはF1で1959年から1968年と1970年に活動し、フェラーリ、BRM、ポルシェ、ロータス、ブラバム、マクラーレンの他、自身のチーム、オール・アメリカン・レーサーズなどで走り、4勝を挙げた。このなかには1967年に自身のチームで製造したイーグルによって達成した勝利も含まれている。

 また1967年にはル・マン24時間レースで優勝。この際にガーニーが表彰台でシャンパンを振りまいたことで、シャンパンファイトが広まったといわれている。ガーニーはインディカーやNASCARでも活躍。ダウンフォースを向上させる“ガーニーフラップ”を考案したことでも有名だ。

 ガーニーの家族は以下のような声明を発表した。
「端正な顔に最後の微笑みをたたえ、ダンは2018年1月14日正午前に未知の世界へと走っていきました」
「深い悲しみに沈みながらも、あなたがこの世界にいた時に与えてくれた愛と喜びに感謝し、冥福を祈ります」

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