かながわ観光大賞 ABFが優秀賞に 立ち上げ3年の成果を評価 綾瀬市

県知事(中央)から賞状贈呈

 光・食・文化の祭典〜Ayase Baseside Festival〜(ABF)の実行委員会(笠間功治会長)が、「第8回かながわ観光大賞」で優秀賞を受賞。官民協働でゼロから立ち上げたイベントが、観光客増や地域活性等に大きく寄与したと評価された。

 観光客の増加や地域活性等に大きく寄与した事業者や個人、団体を表彰する同大賞。今年は「KAWASAKI HALLOWEEN」等を手掛ける(株)チッタ エンタテイメントが大賞に、大湧谷園地事業者と、骨董市を開催する「やまとプロムナード古民具骨董市実行委員会」が審査員特別賞に選ばれている。

 ABFは綾瀬が持つ地域固有の特性を観光資源として活かし、観光集客と市内商業活性に繋げるため公募市民による実行委員会を中心に2015年に始まった。

 市内で初めて食に特化した内容を盛り込み、ステージ等による文化発信を行うとともにフィナーレを光と炎の演出が盛り上げるという、これまでにない催しとなっている。在日米海軍による演奏や、BBQブースなど基地を持つ綾瀬ならではの特色も取り入れた。

 第1回開催では2万人だった来場者数が、3回目となる昨年は3万5千人に。光・食・文化全ての内容も前年の反省を活かしグレードアップしていくことで、徐々に規模を拡大している。受賞を受け笠間会長は、「とても光栄です。次回は来場した方にさらに綾瀬の魅力を知ってもらうため、パワーアップした内容を実行委員会で検討していきます」と話した。

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