住友電工など3社、EV充電で実証実験開始

 住友電工など3社は電気自動車(EV)の充電を遠隔制御する実証実験を始めたと発表した。工場や家庭などが有する発電や蓄電、空調などの設備を遠隔地のサーバーで一括管理し電力の需給調整を最適化するバーチャルパワープラント構築実証事業の一環。住友電工と関西電力、日産自動車が共同で実施する。

 実証実験は運輸部門の低炭素化と電力の安定供給に向けて技術的知見を蓄積することが狙い。関西電力の事業所や一般家庭にあるEVやプラグインハイブリッド自動車60台を、住友電工が開発した遠隔制御機器EVスイッチを用いて充電する。実施期間は2月28日までの予定。

© 株式会社鉄鋼新聞社