県産完熟きんかん疲れ取ります 宮崎大が論文発表

今季の出荷に合わせた完熟きんかんのヒト試験の実施に向け、準備を進めている宮崎大医学部の食品臨床試験・臨床研究開発部門=宮崎市

 毎年1~3月に出荷される県産完熟きんかんの健康への効用として、疲労感を軽減する抗疲労効果が期待されることが、宮崎大医学部の有村保次准教授=内科医=らが行った研究で分かった。研究グループでは、効果をもたらす成分を特定するため、今季の出荷に合わせた試験の準備にも着手。本県を代表する果実のブランド戦略を、大きく後押しする取り組みとして注目されそうだ。

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