図書館で自分史の寄贈受け付けへ 大和市

 大和市は2月1日から、市内在住者が自らの人生を振り返って執筆した「自分史」の寄贈受け付けを始め、市文化創造拠点「シリウス」(同市大和南)の図書館5階に順次配架する。市内の様子や歴史、暮らしぶりなどを伝える貴重な資料として将来に残したい考えだ。同市によると、自分史に特化した寄贈の受け付けは全国の市町村で初という。

 対象となるのは、寄贈者か故人が自身について執筆した書籍で、出版・流通されているかは問わない。100〜300ページ程度の分量を想定し、製本されていることが条件。図書館側が内容を確認するほか、記載されている内容が閲覧されることについて了承を得た上で配架する。貸し出しはせず、館内での閲覧のみ可能。

 大木哲市長は「もう少し図書館に市民が生活面から書き上げたものがあっても良いのではないか。(自分史が)市民の暮らしぶりが記された貴重な歴史資料にもなりえる」と話した。

 受け付けはシリウス内図書館4階メインカウンターか、5階レファレンスカウンターで行う。問い合わせは、市図書・学び交流課電話046(259)6105。

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