『ジオストーム』 大迫力の災害シーンがすごすぎる!

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 わたしがハリウッドに行くきっかけとなった作品は、高校生のときに映画館で観た映画『インデペンデンス・デイ』でした。地球の上を覆う大きな宇宙船や、エイリアンが本物にしか見えなくて一日中ワクワクしたまま映画館にい続けたことを覚えています。この脚本と製作を手がけたディーン・デブリンが、今回の作品の監督。異常気象をコントロールする目的で、地球上の気象全てをコントロールするために発明された気象衛星が暴走したことから、恐ろしい災害が始まります。本作で描かれる未曾有の大災害シーンはさすがのど迫力! ハリウッドの最新技術を使って、もしも世界で大破壊が起こったら?というシミュレーションを映像で作り上げたといい、竜巻に熱波に寒波、様々な災害が同時に起きる「ジオストーム」に圧倒されてしまいます。

 『インデペンデンス・デイ』のように、登場人物それぞれにドラマがある群像劇のようなスタイルも、デブリン監督はさすがの一言。ときにコミカルに、そして人間臭い登場人物たちを、映画『300』のジェラルド・バトラーのほか、エド・ハリス、アンディ・ガルシアら名優が熱演しています。主人公役のジェラルドは、これまでタフガイを演じてきましたが、今回は科学者という役どころ。たった一人で宇宙船に乗り込んで、地球を助けに行きます。地球が破壊されるかもしれないほどの大災害の中、危機に直面する人間たちのドラマに感動。映画が公開されたら、IMAXスクリーンでもう一回観に行くつもりです。★★★★☆(森田真帆)

監督:ディーン・デブリン

出演:ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス

1月19日(金)から全国公開

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