長野県、信州みちビジョンを今年度中に策定

 長野県は信州みちビジョンを今年度中に策定する。18年度から10年間のみちづくりの方向性を示す。

 重点分野は(1)持続可能で快適な暮らしを支えるみちづくり(2)県土の強靭化を担うみちづくり(3)観光や産業の振興を進めるみちづくり。

 特に鋼材需要の資する分野では(2)県土の強靭化が関連性が強い。緊急輸送路の通行止めを防ぐための落橋防止装置の設置や橋梁の耐震化補強化や落石危険箇所の整備率(法面対策)を高めている。

 防災拠点として道の駅への防災倉庫、防災トイレ、防災井戸の整備を進める。

 産業の生産性を高める視点では県内工場とICの距離を分析し、高速道路・地域高規格道路15分圏内人口カバー率を現在の70%から将来80%に高める。

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