阪和興業は１５日、中国・江西省のコイルセンター（ＣＣ）をマブチモーターへ売却すると発表した。
２０１１年に設立した阪和鋼板加工（江西）有限公司（略称・ＨＳＳＪ）の全株式を香港マブチへ譲渡する。マブチはＨＳＳＪを買収することで、同ＣＣを江西省の小型モーター工場向けに特化。鋼板のスリット加工技術やスリッターなど設備を獲得し、一貫内製化で競争力を高める。マブチ広報ＩＲ室によると、同社がＣＣを買収するのは初という。
阪和はかねて江西マブチとＨＳＳＪでの取引があり、売却後も母材供給の維持・拡大に向け両社の協業を深化させていくとしている。
