総合配管機材商社のイシグロ、グループ3社を統合 中部地区の営業体制強化

 総合配管機材商社のイシグロ(本社・東京都中央区、社長・石黒克司氏)は、グループ会社3社を統合する。100%子会社の配管資材商社である五光商會(本社・三重県四日市市、社長・神隆氏)が、3月1日付で同じく100%子会社で配管卸売専門商社の山彦(本社・岐阜県岐阜市、社長・竹原健一氏)を吸収合併。同日付で商号を「五光山彦」に変更する。その後、4月21日に五光商會の子会社である中部機材(本社・岐阜県大垣市)も吸収合併。中部地区における営業・サービス体制を強化していく。

 五光商會は、13年10月にイシグロが子会社化。三重県北部の四日市地区コンビナートの工業系ユーザー、建築設備や上下水道など公共物件の工事業者への販売に強い。15年4月には、中部機材を子会社化している。山彦は昨年5月にイシグロの子会社となった。

 今回、中部エリアでの経営基盤強化を図るため、同地域でグループの中核企業として営業を展開している五光商會を中心に3社を統合したもの。五光山彦は、年間売上高は約60億円、従業員100人超規模グループ会社となる。山彦の本社と一宮営業所、中部機材の本社は五光山彦の支店・営業所として引き継がれ、営業を続ける。

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